23歳からの余生

23歳の誕生日、新卒で入った会社を辞め、僕の余生が始まった。それからの日記。

ブラック企業の面接に行ってしまった。それと冷たい日本の話し。

今日は転職生活で初めての面接に行ってきた。

 

午前中に一つ、午後に一つ。

我ながら、都営地下鉄一日券を買って交通費を節約したのは大したものだと思う。

 

しかしながら、午前中に行った企業は正真正銘の「ブラック企業」だった。

 

IT業界の会社だったが、

面接担当者は

「徹夜もある」

「休日出勤もある」

 

などと言い出す。

しかも

「IT業界だから当然のこと」

と言い出す。

 

やばい。

 

メンタルが弱い僕はこんな会社に入ったら発狂してしまう。

 

労働基準法というのは彼の頭にないのだろうか。

もしかしたら「労働基準法」というものの存在を知らないのかもしれない。

 

第一、求人票に「残業月10~20時間」と書いてあるのはどういうことなのだろうか。

もしかしたら一時間が何分かわかってないのだろうか。

一時間は60分であることを分かってないのかもしれない。

 

 

たまたま、午後の面接の会社もIT業界の会社だったため、午前中の出来事を話したら苦笑していた。

ITでも様々な会社があるらしい。午後の会社はきちんと労働基準法を守っている会社のようだ。

 

 

残業代を払えば徹夜も許されるとかそういうことではない。

 

徹夜で働くなんて、頭がおかしい。

たとえどんなに好きな仕事でも、どんなに天職であったとしても

徹夜はおかしい。

 

人間には限度があるはずだ。

 

 

しかしながら、世の中にはこういう企業に入ってしまう人もいる。

一番可愛そうなのは

求人票で残業少ないと書いてある

実際は違った。(残業がめちゃめちゃあった。)

面接でもその実態教えてもらえなかった。

騙された!と思っても職歴がついてしまった。

辞めると、「すぐ辞めた人」となってしまい世間から冷たい目で見られる。

ホワイトな職場に戻りにくい

またブラック企業に入る

以下無限ループ

 

のような人だ。

 

ちょっと大げさかもしれないがこういう人はいると思う。

 

実際僕はここに片足を踏み入れている。

 

この片足は抜け出したいけど、どうしても抜け出せないかもしれない。

 

 

日本社会は失敗した人に冷たい。

 

本当に冷たい。

 

なぜもう一度がんばろう。

きっとチャンスはあるよって言えないのだろう。

 

 

僕は励ましてくれる友人、家族、そして前の会社の先輩さんたちに出会えた。

皆暖かかった。

 

しかし、その人達がいなかったら、僕はどうなっていたのだろう。

 

この日本にはキャリア構築に失敗して、かつ周りの支援も得られない人もいるだろう。

 

こんなに冷たい社会はどうにかしている。

 

 

失敗してからもう一度復帰することは難しい。

でも同士よ。もう少しだけ共に闘おう。

(ちょっとくさくなったな)

 

15記事目